<尖閣問題>日本と全面戦争なんて馬鹿げている、今はそんな時代ではない―中国紙

Record China    2012年8月18日(土) 6時17分

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17日、中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙「環球時報」は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題をめぐり、中国と日本が全面戦争で解決を図ろうとするのは馬鹿げていると論じた。写真は中国の海洋監視船。

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2012年8月17日、中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙「環球時報」は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題をめぐり、中国と日本が全面戦争で解決を図ろうとするのは馬鹿げていると論じた。以下はその概要。

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大国間が戦争という手段で領土紛争を解決する時代は終わった。中国と日本が全面戦争で釣魚島(尖閣諸島)問題を解決しようとするのは馬鹿げている。両国のネット上では「開戦しろ」といった過激な意見も出ているが、ほとんどの国民はそんなことは望んでいない。もちろん、両国政府の選択肢に戦争が入るわけがないだろう。

だからといって、中国が日本に妥協するという意味ではない。むしろ全く反対である。今日の「保釣」(尖閣防衛)の局面は我々が懸命に作り上げてきたものだ。日本側に逮捕された14人を救い出すために今できることは、日本に厳正な態度で圧力をかけることである。衝突を激化させない姿勢がかえって問題解決を早め、この局面を救うことになる。

中国の釣魚島(尖閣諸島)に対する戦略は今のところ、成功だといえる。我々は現実とよく向き合うべきだ。理想主義のスローガンに流されて、何も進展していないと勘違いすべきではない。力強く釣魚島(尖閣諸島)の領有権保護という方向に向かって進んでいこう。どんな時も決して後退はしない。国民よ、どうか自らの立ち位置と環境をよく見極め、「前進」と「後退」の違いを理解してほしい。(翻訳・編集/NN)

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