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19日、中国では毎年約60万人の学生が医師を志し、医学部へ進学する。しかし最終的に医師となるのは約10万人だという。写真は今年5月に北京市で中国教育部と衛生部が主催した、全国の医学生を対象にした技能大会。
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2012年8月19日、中国では毎年約60万人の学生が医師を志し、医学部へ進学する。しかし最終的に医師となるのは約10万人だという。中国青年報が伝えた。
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近年中国では医師に対する満足度が低下しており、また医師の道には大きなリスクが伴い、底辺の従事者たちの待遇や社会保障などの問題もあることから、多くの人が医学部に進学しながらも最終的に医師とは別の道を選んでいる。
さらに、学習時間が多い割に実習制度が規範化されていないために、多くの学生は大学在学中に医師として必要な臨床経験を得られない。これらの問題が解決されていないこともあり、人材の流出を招き、ホームドクター(家庭医)を必要とする農村部では医師が不足している。
理想的なホームドクターの数は全国で少なくとも60万人が必要だが、現在中国にはわずか7万8000人ほどしかいない。そのうえ、わずかなホームドクターも医師としてのレベルは決して楽観できる状況ではないという。(翻訳・編集/内山)
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