2012年8月20日、今春に中国の最高指導部候補から失脚した薄煕来（ボー・シーライ）氏の妻で、英国人実業家殺害の罪に問われていた谷開来（グー・カイライ）被告について、安徽省合肥市の中級人民法院（地裁に相当）の判決公判が行われた。英ロイター通信電子版（中国語版）の報道によると、谷被告には執行猶予付きの死刑が言い渡された。事実上、最高刑の死刑を免れたことになる。

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中国の法制度では、死刑に執行猶予がつくケースがある。これにより、服役後の状況次第ではさらなる減刑の可能性も得ることとなる。猶予期間は2年。

谷被告の夫・薄煕来氏は今秋の政権交代時にも国家最高指導部入りが有望視されていたが、今春になって突然、重慶市トップや党政治局員を解任された。その背景にあったのが、妻の手によるこの殺人事件だった。

英公共放送BBC電子版（中国語版）、シンガポール紙・聯合早報などが速報でこれを伝えている。海外の中国語系メディアが、国内メディアより先んじた形だ。(翻訳・編集/愛玉)