2018年8月29日、中国外交部は、王毅（ワン・イー）国務委員兼外相が同日、北京の中南海で日本の秋葉剛男外務次官と会談したことについて、ホームページを通じて発表した。

それによると、王外相は会談で「両国の共同努力により、日本の中国に対する認識は前向きとなっている。李克強（リー・カーチアン）首相が今年5月に訪日し、中日関係は正しい軌道に戻った。両国関係が紆余（うよ）曲折を経て得た改善の勢いは、双方が大切にしなければならない。今年の中日平和友好条約締結40周年を契機に、双方は未来に向け安定して発展する青写真を描くことができる」「中国と日本はパートナーであり、ライバルではない。中国の発展は日本にとってチャンスであり、挑戦でも脅威でもない。両国間の意見の違いや敏感な問題を適切に処理することを前提にして、中国は日本との意思疎通を強化したい」などと述べた。

中国外交部は、秋葉外務次官がこれに対し「日本は日中関係が正常な軌道に戻ったことをうれしく思う。中国側と協力し、改善の勢いを大切にし、高官往来を実施し、実務協力を深め、多面的な協調を強化し、世論と民意の基礎を改善し、両国関係の継続的な発展を促す」と述べたとしている。（翻訳・編集/柳川）