30日、中国のスポーツメディア・網易体育は、ジャカルタ・アジア大会サッカーで優勝に王手をかけた韓国の選手が、決勝の相手である日本の選手に「勝たせてほしい」と話していたと伝えた。しかし、実際は発言の内容が異なるようだ。

韓国代表のエース、ソン・フンミンは今大会が兵役免除のラストチャンスとあって是が非でも優勝を狙っている。そのため、日本が東京五輪を見据えてU-21（21歳以下）の選手で臨んでいるのに対し、韓国はU-23（23歳以下）のメンバーに加えて3人まで選出できるオーバーエイジ（年齢制限なし）をフル活用している。

網易体育は、ガンバ大阪所属のFWファン・ウィジョが「試合前に（ガンバの）チームメイトに冗談で『もし日本と韓国が決勝に進んだら勝たせてくれ』と言ってある」と語ったと伝えた。

しかし、イーデイリーなど複数の韓国メディアによると、ファン・ウィジョは「アジア大会前に話をしていた時、他のチームメイトが（アジア大会に出場する）初瀬亮に、『ファンと当たったら勝たせてやれ』と冗談を言っていた」と語ったということで、自ら「お願い」はしていないようだ。

注目の決勝戦は、9月1日午後8時30分（日本時間）開始予定だ。（翻訳・編集/北田）