Record China 2018年8月31日(金) 21時30分
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30日、現在大ヒット中の時代劇ドラマ「延禧攻略」で作品をきらびやかに彩る清朝の皇妃たちだが、実際の彼女たちの年俸は意外に低かったようだ。写真は「延禧攻略」より。
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2018年8月30日、現在大ヒット中の時代劇ドラマ「延禧攻略」で作品をきらびやかに彩る清朝の皇妃たちだが、実際の彼女たちの年俸は意外に低かったようだ。新浪が伝えた。
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清の第6代皇帝・乾隆帝の後宮を舞台にしたドラマ「延禧攻略」が現在、中国だけでなく香港や台湾など、中華圏全体で大ヒットしている。このドラマの中で、ある皇妃が弟を救うため自分の嫁入り道具を売って現金に換えようとするシーンが出てくるが、「皇妃なのにお金に困っているのか?」と疑問に思った視聴者も多い。このほど、微信(WeChat)公式アカウントの「満州文化網」が、清朝の皇妃たちの年俸を、現在の価値に置き換えて紹介。ドラマでは絢爛(けんらん)豪華な後宮ながら、支給額は意外に低かったことが分かる。
後宮のランクは大きく分けて9段階あり、皇太后・皇后・皇貴妃・貴妃・妃・嬪・貴人・常在・答応の順となる。皇帝の母親である皇太后の場合、年俸は黄金20両、銀貨800両で、現在の100万元(約1620万円)前後に相当する。
皇后は銀貨1000両で、人民元では30万元(約490万円)前後に当たる。皇貴妃は同800両で、24万元(約390万円)余り。末端の答応になると同30両で、わずかに9000元(約15万円)ほどとなる。
もちろん衣服代や食費、生活の必需品はこの年俸に含まれていない。しかし毎日配られる食事は、侍女や太監たちも一緒に食べるため、もし足りない場合はお付きの数を減らして調整することになる。
この年俸の低さについては、明の始祖・朱元璋(しゅ・げんしょう)が貧農出身のため金銭にシビアで、官吏への年俸が低かったことを清が継承したからだとも言われている。なお、皇妃たちの年俸についてネットユーザーからは、「食費も光熱費も医療も学校も無料なら、いい仕事」「昔は物価が安いでしょ?」「年俸は全額お小遣いってことだよね?」「銀の価値はこの100年で大幅に下落した。記事にある人民元の数字は低過ぎ。たぶん本当は倍以上ある」「今すぐ後宮に入りたい!」などといったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/Mathilda)
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