2012年8月23日、中国ブランド研究院が発表した「2012年中国金メダル価値報告」によると、ロンドン五輪の中国人金メダリストたちの広告出演料の総額は約4億元（約50億円）に上った。重慶晨報が伝えた。

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中国ブランド研究院が2007年に発表した金メダル価値報告では、陸上の劉翔（リウ・シアン）が1位に輝いていた。北京五輪とロンドン五輪を加えれば、アテネ五輪で劉翔が獲得した金メダルの商業的価値は総額10億元（125億円）と計算されている。競泳の孫楊（スン・ヤン）が獲得した金メダルの商業的価値が、4年後のリオデジャネイロ五輪まで続いたとしても、総額は4億元（約5億円）と、劉翔の半分に届かない。

企業からメダリストたちに支払われる出演料の推定額は、バドミントンの林丹（リン・ダン）が600万元（約7500万円）、競泳の孫楊が300万〜500万元（約3750万〜6250万円）、体操の馮●（フォン・ジャー、●は吉ふたつ）、競歩の陳定（チェン・ディン）、フェンシングの雷声（レイ・ション）、卓球の張継科（ジャン・ジーカー）らが200万〜300万元（約2500万〜3750万円）となっている。

五輪は閉幕したが、メダルを下げて帰国した選手たちは、ビジネスでの戦いに身を投じることになる。孫楊、張継科は不動産業者から3000万元（約3億7500万円）の高級マンションを贈られている。

また、全種目で金メダルを独占したバドミントン代表には、870万元（約1億875万円）の報奨金が贈られ、その他広東省東莞市から100万元（約1250万円）、企業5社から総額770万元（約9625万円）の報奨金も贈られており、最終的な金額はいまだ確認できていない。

また、世界的映画スターのジャッキー・チェンは、バドミントンチームの李永波（リー・ヨンボー）監督や代表選手らとともに応援歌を歌い、特注の革ジャン15着をプレゼントした。この革ジャンはジャッキーが北京五輪親善大使を務めた時に作成したもので、世界に150着しか存在せず、現在はオークションで100万元（約1250万円）の値がついている。（翻訳・編集/岡本悠馬）