中国の製造業に陰り、さらなる刺激措置を打ち出すか―米メディア

Record China    2012年8月27日(月) 5時4分

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24日、中国製造業の縮小に拍車が掛かり、今年下半期の経済回復のために金融・財政によるさらなる刺激策が必要になるとみられている。写真は安徽省の縫製工場。

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2012年8月24日、環球時報(電子版)によると、ブルームバーグは23日、中国の製造業は縮小に拍車が掛かり、今年下半期の経済回復のために金融・財政によるさらなる刺激策が必要になると伝えた。

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HSBCホールディングスと調査会社マーキット・エコノミクスが23日発表したデータによると、8月の中国の製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は47.8で、7月の49.3よりも下回った。これが確定すれば、昨年11月以来の最低水準となり、10カ月連続で50を下回ることになり、過去8年間で最も長い記録となる。

中国経済は7四半期連続で減速がみられ、中国人民銀行(中央銀行)は6月と7月に利率を下げ、投資プロジェクトの批准を加速するなどして輸出減速に対抗している。同行の周小川(ジョウ・シャオチュワン)総裁は22日、金利の調整と準備預金の要求を排除できないと述べた。同日の米連邦準備制度理事会(FRB)会議の発表要旨には、米国の追加金融緩和が必要になるとの観測が盛り込まれている。

野村ホールディングス香港チーフエコノミストで中国経済学者の張智威(ジャン・ジーウェイ)氏は「脆弱な購買担当者景況指数が中国人民銀行にさらなる圧力を掛け、準備預金率の低下を通じて金融緩和政策を迫られることになる。7月の輸出低下傾向は8月まで続くだろう」と分析している。(翻訳・編集/中原)

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