2012年8月26日、富豪御曹司の性スキャンダルが話題の台湾で、ネット上に流出した動画の拡散が止まらない状況となっている。NOWnewsが伝えた。

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台湾で大騒ぎになっているのが、大手金融グループ・元大金控集団元代表の息子で、26歳のジャスティン・リー（李宗瑞）による性スキャンダル。薬を飲ませて性行為に及び、さらにビデオに撮られたとして被害者の女性タレントが警察に訴え出たのが、事件の発端となった。ジャスティン・リーの毒牙にかかった女性タレントやモデルは60人以上と伝えられ、被害者となった疑いがあるとして、様々なタレントの名前が連日ニュースに上っている。

検察側が拡散食い止めを行っているネット流出の複数の動画だが、ものすごい勢いで広まり、根絶やしにできない状況に。台湾の某アダルトサイトでは、計6本の動画を有料で提供し、すでに30万人以上が視聴している。

ジャスティン・リーは今月23日、逃走から23日目に検察に出頭し、現在は取り調べ中。本人は「女性の同意を得た」と主張しているが、流出した動画の内容は、この証言と大きく食い違うものばかり。女性側は明らかに薬または酒によって体の自由を奪われ、言葉や動作で激しく抵抗している。また、動画には第3者が撮ったと思われるものがあり、協力者の存在についても調べを進めている。

検察に自ら出頭してきたジャスティン・リーだが、性犯罪事件として成立した場合、自首による減刑は認められず、最低でも懲役3年の刑罰が下されるという。彼の出頭は、関係が明るみになる恐れのある女性タレントにとって、最も避けたい恐怖となっている。（翻訳・編集/Mathilda）