Record China 2018年9月9日(日) 6時10分
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中国メディアの新浪網は、台湾が米国のF-16戦闘機を改修して配備するF-16Vが中国のJ-20ステルス戦闘機をレーダーで捕捉できるとの見方が出ていることに対しての、中国人民解放軍上級大佐の李莉解放軍国防大学教授の反論を紹介した。写真は李教授。
中国メディアの新浪網は6日、台湾が米国のF-16戦闘機を改修して配備するF-16Vが中国のJ-20(殲20)ステルス戦闘機をレーダーで捕捉できるとの見方が出ていることに対しての、中国人民解放軍上級大佐の李莉(リー・リー)解放軍国防大学教授の反論を紹介した。
F-16Vは、既存のF-16を改修して、総合ヘルメット装着式目標指定システム(JHMCS)の使用や、AIM-9X新型短距離空対空ミサイル、AGM-154C滑空誘導爆弾、AGM-88対レーダーミサイルの搭載を可能にした戦闘機。2018年内に台湾空軍への引き渡しが始まり、2022年までには台湾が保有する約140機のF-16はすべてF-16Vに改修されるという。
F-16Vについては、中国のJ-20(殲20)ステルス戦闘機をレーダーなどで捕捉することが可能との見方が出てくる。しかし、李莉教授はこのほど中国中央電視台(中国中央テレビ)の番組に出演して、現実的には不可能と主張した。
李教授はまず「米国のF-22は、わがJ-20を捕捉する能力を持っているか?」と問題を提起。回答として「理論上は可能だ。しかし実際の操作には大きな不確定要素があり、わが方に戦術運用上の変化が出現すれば、わが方を発見することは根本的に不可能」と主張。
台湾のF-16Vについても同様で、J-20を発見するためには大きな不確実性があると主張した。
李教授は「F-16VはJ-20を捕捉可能」との見方が出ていることについて、「台湾地区の軍部が、資金を獲得する条件をさらに作り出すために、煽り立てている」との見方を示した。(翻訳・編集/如月隼人)
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