「中国東北部は北朝鮮の領土」中国と北朝鮮の知られざる衝突の歴史―中国メディア

Record China    2012年8月31日(金) 5時47分

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30日、ヤフー中国は記事「文化大革命期の中朝危機=北朝鮮が中国東北部の大半を要求」を掲載した。文化大革命期には国境を挟み、互いに罵倒し合う展開となったという。写真は吉林省延辺朝鮮族自治州延吉市の松花朝鮮族民俗村。

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2012年8月30日、ヤフー中国は記事「文化大革命期の中朝危機=北朝鮮が中国東北部の大半を要求」を掲載した。雑誌・成功の2008年記事の要約。

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「血の盟友」である北朝鮮と中国だが、両国の関係はこれまでに何度も危機を迎えている。大躍進の失敗で中国が飢餓に苦しむと、北朝鮮は中国朝鮮族の大学生、専門家の祖国復帰を呼びかけた。国境付近には越境者の出迎え所まで作られたという。

また、領土問題でも問題があった。金日成生誕の地である長白山(朝鮮名・白頭山)について、北朝鮮は頂上のカルデラ湖・天池の一部が北朝鮮のものになるよう領土変更を申し入れた。これは認められたが、その後北朝鮮はかつての高麗王朝の一部であったという理由で、黒竜江省の一部、吉林省の大部分、遼寧省の一部を北朝鮮に返還するように申し入れた。中国が拒絶すると北朝鮮は中国と距離を置き、旧ソ連に接近するようになった。

そして文化大革命期。その影響が北朝鮮に及ぶことを恐れた金日成は徹底的に国内の反対派を摘発。それどころか朝鮮戦争の中国義勇軍の陵園を破壊し、国境部で中国を罵る宣伝戦を展開したという。中国の紅衛兵も「朝鮮修正主義」と金日成を罵倒。両国関係は最悪の状態に陥った。(翻訳・編集/KT)

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