BRIDGE 2018年9月8日(土) 5時20分
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自然災害が相次いだ日本への旅行について、中国旅遊研究院国際所の責任者から「国慶節シーズンの訪日旅行に大きな影響は出ない」との指摘が寄せられた。写真は札幌。
中国人観光客が多く訪れる北海道で巨大地震が起きたことを受け、中国の旅行業者も対応に追われている。こうした中、中国旅遊研究院国際所の責任者から「国慶節シーズンの訪日旅行に大きな影響は出ない」との指摘が寄せられた。
北京商報は7日付の記事で、国内旅行業者による地震発生後の対応措置を報じるとともに、中国人観光客に人気の高い関西エリア、北海道が相次いで自然災害に見舞われたことを指摘。業界関係者の間から「有名観光地の相次ぐ被災は中国人の訪日旅行ブームに水を差すのでは」との見方が出たことを説明した上で、中国旅遊研究院国際所の蒋依依所長の見解を伝えた。
記事によると、蒋所長は「一部旅行者の出発見送りで短期的な打撃はある」との認識を示す一方、インフラ面における日本の対応能力の高さを指摘。「関連のサービスもすぐに元通りになるはず」と話し、「現在の状況から見ると、国慶節連休の訪日旅行人気が大幅に下落することはないだろう」との考えを語った。
蒋所長はまた、「さまざまな訪日旅行商品が登場しているが、あまり知られていない都市に行きたいと考える中国人観光客が増えている」とも話しており、記事はオンライン旅行大手シートリップの関係者が「中国人観光客が旅行の質を重視するようになるのに伴い、日本の東北地方など、まだそれほどの人気はないが自然、文化的特色が濃厚な地域が新たな目的地として選ばれるだろう」と予測していることも取り上げている。(提供/Bridge・編集/Yamaguchi)
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