中国人観光客、なぜ大金落とすのに世界で嫌われる?「日本人も初めはそうだった」と専門家―中国メディア

Record China    2012年9月10日(月) 19時51分

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8日、海外の旅行サイトが実施した「世界で最も歓迎しない観光客」調査で、中国人が第2位という不名誉な結果となったことを受け、専門家らがその原因を分析した。写真は旅行の際のマナーを列記した案内板。

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2012年9月8日、海外の旅行サイトが実施した「世界で最も歓迎しない観光客」に関する調査で、中国人が第2位という不名誉な結果となったことを受け、中国中央人民ラジオ局「中国之声」の番組「新聞晩高峰」で専門家らがその原因を分析した。中国広播網が伝えた。

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近年、海外旅行に出掛ける中国人は激増し、中国人観光客向けにビザ発給要件を緩和する国も増えてきた。渡航先ではブランド物を大量買いするなど、「大金を落とす上客」のはずだが、「世界で最も歓迎しない観光客」調査では米国人に次ぐ第2位、「各国の観光客のイメージ」調査では悪い方から数えて3番目という予想外の結果に。「礼儀の国」の国民であるはずの中国人客はなぜ、そこまで嫌われてしまうのだろうか?

中国旅游研究院の戴斌(ダイ・ビン)院長は、「中国人はとにかく群れるのが好き。夜遅くに大勢集まって大声でおしゃべりに興じることも。私が欧州で列車に乗った時、乗客はみな静かに本を読んだり、イヤホンで音楽を聞いたりしていたが、中国人は大声でおしゃべりしたり、電話で話したりしていた」と指摘する。

秩序を乱す、ところ構わず痰を吐く、トイレを流さない、列に横入りする、赤信号を無視する―などの行為が外国人に嫌われる大きな理由だと思われるが、中国人観光客の大量消費は現地経済に大きく貢献しているはず。だが、海外留学2年になる王(ワン)さんは、「一部の外国人は豊かになったばかりの中国人を成金だとばかにしている」と話す。

こうした現状に対し、戴院長は「日本人も海外旅行を始めたばかりの頃は、同じような問題を抱えていた。中国人も今、ちょうど同じような時期なのだろう。だが、中国人に金を落としてもらいたければ、もう少し寛容で友好的な態度をとるべきだ。我々は法を犯すようなことは何もしていないのだから」と訴えている。(翻訳・編集/NN)

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