2012年9月20日、竹島（韓国名・独島）の領有権をめぐる対立が激化する中、日韓とも同問題を国連総会で提起する意向を示している。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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玄葉光一郎外相は19日午後の記者会見で、野田佳彦首相が出席を予定している米ニューヨークでの国連総会で竹島（独島）問題を提起する考えがあることを示した。これに先立ち秋田県議会も18日、野田首相や衆参両院議長らに宛てた「李明博韓国大統領の言動に抗議し、対韓国外交の見直しを求める意見書」を可決。意見書では韓国への制裁措置をとるよう政府に求めている。

一方、韓国の金星煥（キム・ソンファン）外相も28日に国連総会で行う演説で、竹島（独島）と慰安婦問題を提起する意向を示している。

日韓政府による領土問題をめぐる争いは民間にまで拡大。日本の伝統的な年越し番組である「NHK紅白歌合戦」は近年の韓流ブームを受け、東方神起などの人気韓国人歌手に出演を依頼してきたが、制作側が今年の出演は難しいとの考えを表明している。また、修学旅行先を韓国から別の場所に変更する高校も相次いでいる。

そんな中、19日に韓国の主要メディアが一斉に報じたのが、道端に広げた太極旗（韓国の国旗）を何人もの人間が踏みつけるという、日本で7月に韓国との国交断絶を訴えて行われたデモ。その様子を撮影した動画が最近、韓国のネット上で紹介された。太極旗の四隅には大きくゴキブリの絵が描かれていた。

これに韓国ユーザーたちは「日本の右翼が太極旗を侮辱した」と大激怒。ネット上では「中国で痛い目に遭った鬱憤（うっぷん）を、韓国に八つ当たりして晴らしている」との批判が噴出している。（翻訳・編集/NN）