Record China 2018年9月10日(月) 9時50分
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北京西駅発・武漢駅着の高速鉄道車内で売られていた弁当に、大量のカビが生えていた。気づいた人が抗議したが、同時に弁当を買った人はその時までに大半を食べてしまっており、しばらくして、嘔吐や下痢の症状に見舞われた。
湖北省メディアの湖北日報網によると、北京西駅発・武漢駅着の高速鉄道車内で売られていた弁当に、大量のカビが生えていた。気づいた人が抗議したが、同時に弁当を買った人はその時までに大半を食べてしまっており、しばらくして、嘔吐や下痢の症状に見舞われた。
武漢市に住む男性のZさんとXさんは8日、北京西駅で武漢駅に向かう高速列車に乗った。発車定刻は午後3時40分だった。2人は午後7時ごろに車内販売の弁当を購入した。1個40元(約650円)だったという。Zさんが開封して食べようとしたところ、米飯の部分に大量のカビが生えていた。
乗務員に話したところ、まずチーフ車掌がやってきて謝罪。次に弁当を扱っている食堂車の職員がやって来て、弁当の代金計80元を返却した。乗務員は新しい弁当を持ってきたが、Zさんは食べる気にならないと受け取らなかった。
Zさんが弁当を開封して異常に気付くまでに、Xさんは先に食べ始め、すでに大半を食べ終わってたという。しばらくしてXさんは嘔吐と下痢の症状に見舞われた。
弁当の表示によると、製造したのは上海市の食品会社だった。Zさんは表示されていた電話番号に連絡したが、応答はなかった。
武漢駅に到着して下車した後に、Zさんの携帯電話にメールが入った。弁当を販売した広東省広州市にある会社からで、車内のスタッフから連絡を受けたとして、9日には広州市から職員を派遣して謝罪をして「今後のこと」を話し合いたいとの内容だった。同食品会社は補償の問題についても検討していると読むことができる。
Zさんは取材に対して、補償をしてもらう必要はないとした上で、「高速鉄道に乗ってこんなカビのはえた食べ物に巡り会った。これからは、(高速鉄道車内で買ったものを)とても食べられたものではない」「私ひとりに売った弁当ではない。カビのはえた弁当を何人に売ったか分からない。私だけの個別の事例ではないはずだ」と述べた。
Zさんによると、列車内でチーフ車掌に「なぜ、このようなことが起きたのか、原因を調べて回答してほしい」と要求し、チーフ車掌も原因を調べて伝えると約束したという。(翻訳・編集/如月隼人)
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