太平洋戦争前、日本はなぜ世界一の空母大国になれたのか―中国メディア

Record China    2018年9月11日(火) 0時20分

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8日、鳳凰網は、太平洋戦争前に日本が世界一の空母大国だった理由について解説する記事を掲載した。写真は米国の空母。

2018年9月8日、鳳凰網は、太平洋戦争前に日本が世界一の空母大国だった理由について解説する記事を掲載した。

記事は「日本は第2次世界大戦期、主要な海軍強国の1つだった。1941年に日本が太平洋戦争を仕掛けた時には空母を10隻所有しており、米英の8隻ずつを上回る世界一の空母大国だったのだ」とした上で、その背景について3つの点から解説している。

まず「日本は英国同様、海軍の発展が戦略の重点だった。領土拡張の意志が強くない米国は8隻の空母と数多の艦艇があれば自国の安全を守ることができ、英国も主たる戦場である欧州で各国と対抗する上で大量の空母は必要なく、8隻で十分だった。かたや日本は太平洋地域で優勢を保つこと、米英に対抗することから必死に空母を建造して、米英を上回る数の空母を保有するに至った」と説明した。

次に「第2次世界大戦前、空母は各国から補助的なものとみなされ、重要視されなかった。当時主戦力とみなされたのはトン数が大きく火力が強い戦艦だったが、財力や資源に限りがある日本は費用も材料も戦艦より少なく作れる空母に目をつけ、第2次大戦中に多くの空母を建造するとともに、多くの商船を空母に改造した」としている。

そして最後に「日本は列強の中でも後発国であり、1922年のワシントン軍縮会議では米英に威圧されて主力艦のトン数が米英の60%に制限された。一方で当時軽視されていた空母には厳しい制限が設けられず、そこに目を付けた日本は主力艦を空母に改造。かくして日本は戦艦や巡洋艦では米英に及ばないものの空母数では米英を上回り、第2次大戦初期には少なからず優位に立ったのだ」と解説している。(翻訳・編集/川尻

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