中国企業による道路拡張工事を中途解約、資金不足と工期の遅れで―インド

Record China    2012年9月1日(土) 17時55分

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8月29日、インドの道路拡張工事を請け負っていた中国企業が中途解約されたことが分かった。写真はインド。

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2012年8月29日、インドPTI通信(プレス・トラスト・オブ・インディア)によると、インドの地方政府は現地の道路拡張工事を請け負っていた中国企業の資金不足や工期の遅れを理由に、同社との契約を中途解約した。31日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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インド当局によると、競争入札によって中国企業が落札したヒマーチャル・プラデーシュ州の全長81キロに及ぶ道路の拡張工事の契約が8月11日で終了した。中国企業が十分な資金を準備できず、原材料調達の遅れなどから工期の遅延を招いたことが原因だとしている。

プロジェクトは総工費22億8000万ルピー(約32億円)で、08年6月に着工し、3年以内の完成を予定していた。しかし、工事の初期段階で土地の転移や許認可証取得の問題が発生。インド政府は09年に中国企業の工事関係者のビザを取り消し、大部分が中国へ帰国せざるを得なくなり、プロジェクトが停滞し始めた。

インド政府は契約解除までに中国企業に対し、第三者を通じて3度通知した。また、道路の通行を確保するため、過去3〜4カ月ですでに2500万ルピー(約3500万円)を使っているという。(翻訳・編集/HA)

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