国慶節7連休の中国大陸部と香港地区つなぐ高速鉄道チケットほぼ完売

広州から深センを経由して香港地区に入る広深港高速鉄道・香港地区区間のチケット販売2日目を迎えた11日、国慶節（建国記念日、10月1日）の7連休を目前に控えていることもあり、中国大陸部では香港地区に向かう列車のチケットの売れ行きが絶好調となった。連休初日の10月1日に福田や深セン北部から香港地区に入る数十本のチケットは既に完売し、1日と連休最終日の7日に、北京と香港地区を行き来する列車のチケットも完売した。一方、香港地区の鉄道路線システムMTRのチケットはまだ残っているという。中国新聞網が香港紙「星島日報」の報道を引用して報じた。

11日に香港地区西九龍駅でチケットを購入する人の数は前日に比べると少なくなったものの、MTRのチケット販売サイトや中国大陸部の高速鉄道チケット販売サイト「12306」をチェックすると、チケットが既に完売となっている日もある。特に、「12306」での売れ行きが絶好調で、ビジネスクラスが人気となっている。

11日のチケットの販売状況を見ると、香港地区区間が開通する今月23日の西九龍駅から深セン北部、及び広州南駅に向かうチケットは完売となっている。また、福田に向かう列車の約半数も売り切れている。

国慶節に合わせた7連休は、香港地区に行く中国大陸部からの旅行客数がピークを迎える。10月1日に、福田から香港地区に向かう列車が最も人気となっており、MTRのサイトを見ると、チケットが残っているのはわずか23本。しかも、残っているのは一等席から二等席のチケットだけだ。他の40本は全席完売となっている。12306を見ると、広州南駅から香港地区に向かう列車のビジネスクラスは全て完売となっている。

潮汕や廈門（アモイ）から香港地区に向かう列車では、同じく「12306」での売れ行きが絶好調だ。また、10月1日の北京西駅から香港地区に向かう列車、10月7日に西九龍駅から北京西駅に向かう列車も全て完売となっている。（編集KN）

「人民網日本語版」2018年9月12日