Record China 2012年9月7日(金) 8時49分
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3日、中国で豚の飼料価格が人の食事よりも高価な状況が発生している。養豚向けの脱脂大豆の高騰が物価全体にも影響するという。写真は7月、江蘇省南通市内のスーパー。
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2012年9月3日、世界日報によると、豚肉の価格が食品価格の上下を左右し、食品価格は物価の上下を左右、さらに物価は経済全体を左右するという考えにもとづく「豚肉経済学」が中国に存在するが、物価高騰の影響で、豚の飼料価格が人の食事よりも高価になっていることが明らかになった。
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これまでの伝統的な豚の飼育法では、人の食事の残り物を豚に飼料として与えていたが、現在では状況は一変。中国国内市場における飼料価格が高騰し、養豚向けの脱脂大豆が1トンあたり3000元(約3万7000円)から4570元(約5万6500円)にまで価格が上昇しているという。
中国では黒竜江省が主な大豆生産地だが、作付面積がおよそ30%減少し、輸入に頼らざるを得ない状況となっている。しかし、世界的な主要生産国である米国で大豆の収穫が大幅に減少する可能性が高いことから、飼料となる脱脂大豆の価格高騰が発生している。
脱脂大豆の高騰により豚の飼料が人の食事よりも高価な状況になっていると記事は伝え、飼料の高騰がコスト増大をまねき、養豚数が減少、豚肉の市場価格高騰を引き起こすこととなり、今後は食品価格も上昇する可能性が高いとしている。(翻訳・編集/岡田)
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