中国が尖閣諸島の監視強化へ、2020年までに海洋観測衛星8基打ち上げ―中国紙

Record China    2012年9月7日(金) 10時58分

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5日、中国が2020年までに海洋観測衛星を8基打ち上げる計画があることが分かった。尖閣諸島(中国名・釣魚島)などに対する監視を強化する狙いがあるとみられる。写真は11年8月、山西省の太原衛星発射センターから打ち上げられた海洋観測衛星「海洋2号」。

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2012年9月5日、中国が2020年までに海洋観測衛星を8基打ち上げる計画があることが分かった。6日付で科技日報が伝えた。

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中国国家衛星海洋応用センターの蒋興偉(ジアン・シンウェイ)主任が、国家海洋局デジタル海洋科学技術重点実験室の除幕式および第3回中国「デジタル海洋」フォーラムの際に明らかにした。それによると、内訳は海洋水色衛星が4基、海洋動力環境衛星と海陸レーダー衛星がそれぞれ2基ずつ。

各国と領有権を争うスカボロー礁(中国名・黄岩島)、尖閣諸島(中国名・釣魚島)、パラセル諸島(西沙諸島)付近の海域に対する監視を強化する狙いがあるとみられる。

中国はこれまでに「海洋1号」シリーズ(水色衛星)2基、「海洋2号」シリーズ(海洋動力衛星)1基を打ち上げており、「黄岩島(スカボロー礁)を含む遠海海域における環境観測はすでに行われている」と蒋主任。海陸レーダー衛星シリーズが導入されれば、海上目標の監視が可能となり、油漏れ事故などの緊急事態にも対応できるようになるほか、海域や島に対する監視も十分に行えるようになるとしている。(翻訳・編集/NN)

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