2012年9月5日、胡潤（フーゲワーフ）研究院が発表した「2012年富豪消費価格指数」によると、今年は中国人富豪の消費価格指数の上昇が過去6年間で最も低調な年となった。6日付で新聞晨報が伝えた。

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富豪消費価格指数は、中国人富豪の住宅や自動車、時計・宝石、酒・たばこ、教育、観光など、9分類62項目に及ぶ生活スタイルに関連する商品価格を反映したもので、胡潤研究院が6年連続で発表している。

それによると、今年の富豪消費価格指数の水準は前年比4．94％上昇し、同時期の消費者物価指数（CPI）と比較して2．74ポイント高い結果となった。しかし、昨年の富豪消費価格指数と比較すると2．79ポイント下落しており、過去6年間で最も低調な年となった。

今年の富豪消費価格指数に最も影響があった要素は為替レートの変動で、調査期間中に人民元に対してユーロは13．5％、スイスフランは12．07％、ポンドは5％、ドルは2．6％、それぞれ下落した。調査対象62項目のうち、35項目が輸入商品のため、これが指数に大きく影響した。

また、調査期間中に商品価格が上昇した項目は観光（11．92％）、酒・たばこ（7．84％）、教育（7．58％）、時計・宝石（6．25％）、クルーザー・プライベートジェット（2．14％）、自動車（0．72％）で、商品価格が下落した項目は住宅（2．42％）だった。

過去の調査で指数に最も影響を与えてきた項目はクルーザー・プライベートジェットや高級住宅だったが、今年は観光や酒・たばこ、教育が大きな要素となった。（翻訳・編集/HA）