中国人としての愛国心なんか要らない!高まる抗議活動に国民教育撤回へ―香港

Record China    2012年9月9日(日) 9時54分

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8日、香港の梁振英行政長官は記者会見を開き、中国人としての愛国心を教育する国民教育過程の導入計画を事実上、撤回する方針を示した。写真は抗議活動の現場。

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2012年9月8日、香港の梁振英行政長官は記者会見を開き、国民教育過程の導入計画を事実上、撤回する方針を示した。星島環球網が伝えた。

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国民教育は中国人としての愛国心を教える授業。今年9月から導入され、3年後には全面採用される予定だった。今年6月、学校に配布されたパンフレットに「中国の統治集団は進歩的かつ無私であり、団結している」「米国は政党間の争いがひどく、市民は不利益を被っている」などの記載があり、中国賛美に偏った内容であったことから批判が広がった。

8月30日から香港特区政府庁舎前で学生の抗議活動が展開された。みなで黒い服を着て抗議の意思を示そうとの呼びかけに現場は黒一色に染まった。活動は次第に支持を広げ、7日夜には12万人(主催者発表、警察発表で3万6000人)が集まる騒ぎとなっていた。

8日夜、梁長官は緊急記者会見を開き、(1)国民教育の導入については各学校の判断に任せる、(2)3年後の全面導入といった期間は設けない方針を発表した。(翻訳・編集/KT)

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