Record China 2018年9月18日(火) 13時10分
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中国メディアの中国新聞社は17日「ツイン部屋に勝手に3人で泊まってはならない」「ホテルの部屋で煮炊きをするな」など、中国人旅行者が起こしそうな問題を列記し、注意を促す記事を配信した。
中国メディアの中国新聞社は17日「郷に入れば郷に従え:外国でホテルに泊まる際、どんな『隠れたルール』に気をつけねばならないのか」と題する記事を掲載した。「ツイン部屋に勝手に3人で泊まってはならない」「ホテルの部屋で煮炊きをしてはならない」など、中国人旅行者が起こしそうな問題を列記し、注意を促した。
記事はまず、旅行に出発する前にホテルはできるだけ予約すべきと紹介。その上で、部屋に滞在できる時間を確認すべきと論じた。
外国のホテルは多くの場合、チェックインが可能なのは午後2時以降で、チェックアウトは翌日正午までに行う必要があると紹介。また、日本では午前10時にチェックアウトを済ませる必要がある場合もあるとして、「時間を超えると巨額の追加費用が必要になる」と警告。ホテルで入室する前に、フロントで入退室の時間制限を確認すべきとした。
記事は次に「多くの人(中国人)は宿泊費用を安くしようとして、ツインの部屋に3人で宿泊しようとする」と指摘。中国国外のホテルは多くの場合、定められた人数以上での宿泊を認めていないと紹介し、事前に申し込み、追加料金を支払えば認められる場合もあると説明した。
中国人客が起こしたトラブルとしては、2016年12月に中国人の女子学生が両親とともにニュージーランドのホテルに宿泊した際に、2人で予約しておきながら親子3人で宿泊した事例があると紹介。
ホテル経営者は3人で宿泊していることに気づき大いに怒り、1人はただちに退去するよう要求した。中国人側は追加料金を支払うと申し出たが経営者は認めず、「侮辱的な言葉」であくまでも退去するよう求めた。
憤慨した女子学生はSNSで同件を紹介。問題が大きくなりニュージーランド観光局は女子学生側に謝罪したが、ホテル側は「規則に従って処理しただけ」と取り合わなかったという。
記事は中国人客が外国のホテルで起こしたトラブルとして、室内で煮炊きした事例も紹介した。2018年8月には、ドイツ・シュトゥットガルトのホテルに宿泊した中国人客が室内で鍋料理を作ったところ、火災警報器が反応してした。火災ではないと判明した後、中国人客は現地消防の命令で950ユーロ(約12万円)の罰金を支払うことになったという。
記事は、国外にある中国の大使館や領事館も、海外旅行をする中国人客に「現地の風習や文化伝統を尊重してほしい」と呼びかけていると紹介。「振る舞いに注意。マナーある観光、理性的な買い物、観光スポットの規則順守を心掛ける」などで、中国人観光客に対するよいイメージを形成することが求められているという。(翻訳・編集/如月隼人)
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