台風22号の影響で巨大なエア遊具が横転、子どもが下敷きになり女性が重傷―中国

The World Video    2018年9月18日(火) 18時40分

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中国の湖北省常徳市で9月16日、台風22号の影響で巨大なエア遊具が横転する事故が発生した。これにより子ども2人が下敷きとなり、保護者の女性1人が重傷を負った。

中国の湖北省常徳市で9月16日、台風22号の影響で巨大なエア遊具が横転する事故が発生した。これにより子ども2人が下敷きとなり、保護者の女性1人が重傷を負った。澎湃新聞網が伝えた。

映像ではお城をテーマにした巨大なエア遊具が風にあおられ横転する様子が映っている。下敷きになった子ども2人はその後レスキュー隊が無事に救出。病院に搬送され、いずれも軽傷だった。もう1人の負傷者の女性は、わが子を助けようとした際に横転したエア遊具から転落し地面に強くたたきつけられた。頭部は血腫が見られ、脚など数カ所が骨折する重傷を負った。命に別状はないという。

中国では今年5月には同様の事故が福建省泉州市で起きている。当時は風にあおられたエア遊具がひっくり返り、6歳の男の子が転落し死亡した。さらに、2014年10月には上海市でエア遊具が風にあおられてひっくり返り、14人が負傷。15年3月には広西チワン族自治区では同様の事故で3歳の女の子が転落死している。

さらに、16年3月には河南省でエア遊具が風に吹き飛ばされ40人余りの児童が転落。死者1人と重傷2人の被害が出た。同月には山東省で児童9人が負傷、翌4月には河北省で多くの児童が負傷するなど、エア遊具が風に飛ばされたことで起きる事故が多く報告されている。

同様の事故が絶えないこともあり、常徳市で起きた今回の事故に対してネットでは、「なぜこんな天気にエア遊具を設置した!」「風が強いのは天気予報で分かったこと。こんな日に子どもをエア遊具で遊ばせるなんて理解できない」と遊具を設置した事業者と保護者に対する厳しい声が多く聞かれている。(翻訳・編集/内山)

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