外交部、スウェーデンは中国側の懸念を重視すべき

中国人観光客3人がスウェーデンで現地警察から乱暴な扱いを受けた件について、外交部（外務省）の耿爽報道官は17日の定例記者会見で「中国側はスウェーデン側に対して、中国側の懸念を重視し、適切な措置を講じて中国人観光客の安全と合法的権益を保障するよう求める」と表明した。

耿報道官は記者の質問に「9月2日未明、高齢者2人を含む中国人観光客3人がスウェーデン・ストックホルムでスウェーデン警察から乱暴な扱いを受けた。当事者から報告を受けた現地中国大使館、及び中国外交部は相次いでスウェーデン側に申し入れを行い、事件を徹底的に調査し、当事者の理にかなった訴えに速やかに応じるとともに、速やかに中国側に通知するよう要求した」と説明。

「現時点でまだ、スウェーデン側から調査の進展状況に関してフィードバックはなく、スウェーデン警察当局は面会して意思疎通を図るという中国大使館の要請に応じていない。これは外交慣例と国際的慣行に合致しない。われわれはスウェーデン側に対して、中国側の懸念を重視し、適切な措置を講じて中国人観光客の安全と合法的権益を保障するよう改めて求める」とした。（編集NA）