2018年9月18日、中国の山東省カ沢市（カは草かんむりに河）で同日、白い乗用車が小学生の列を無理やり押しのけ進んだとして物議を醸している。澎湃新聞網が伝えた。

映像では道を渡る小学生の列に対し、白い乗用車が止まって譲るのではなく、小学生を車で押しのけ無理やり前進する様子が映っている。騒動が起きたのは小学校の校門近くで、車はゆっくり進んでいたため小学生らにけがはなかったが、同日夜、現地警察は信号機のない場所で歩行者に道を譲らなかったとして運転手の女性に対し50元（約820円）の罰金と3点の罰点を科した。女性が所属する企業は同市が「業績、管理、サービス、労働環境、イノベーション、社会責任」などの項目で優良と評価した企業で、女性の違法行為により所属企業への評価にも影響すると同市関連部門が明かしている。

女性は涙ながらに反省し、小学生やその保護者らに対して謝罪を述べたが、ネットの怒りは収まらず、騒動を伝えた斉魯晩報のSNSには1万件を超えるコメントが寄せられ「処罰が軽すぎる」「後になって謝っても何の意味もない」「素養のないやからに車の運転をさせるな」と批判の声が殺到している。（翻訳・編集/内山）