Record China 2012年9月14日(金) 7時32分
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10日、インターネット上で販売されている中国製の安価な衣料品の購入には、粗悪品や多額の送料、関税の支払いなど、多くのリスクが伴うことを覚悟しなければならない。写真は中国・内モンゴル自治区のウェディングドレス専門店。
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2012年9月10日、独紙ディ・ヴェルトによると、インターネット上で販売されている中国製の安価な衣料品の購入をめぐり、価格や品質に関するトラブルがドイツ国内で多発している。11日付で環球時報(電子版)が伝えた。
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結婚を控えていたドイツ人女性のジュリーさん。「たった1日のために1着1500ユーロ(約15万円)もするウェディングドレスを買うのはもったいない」と思い、ネットショップで安いドレスを物色。慎重に検討した結果、中国製のドレスを買うことにした。ところが、届いた商品を見てビックリ。「素材が説明と違っていたし、デザインも大きく異なっていた」からだ。
2年前からネット上で婚礼衣装を販売しているドイツ人業者は、「十分な注意が必要」と呼び掛ける。この業者によると、中国の業者から直接購入すれば価格は安いが、運送料や関税などを支払うとかえって割高になる。問題が発生しても販売業者と連絡がとれなくなる場合も多い。
こうしたネットショッピングでのトラブルを主に扱っているドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州消費者センターのトーマス弁護士によると、クレームをアジアの業者に伝えるのは「非常に困難」。ジュリーさんも、結局は泣き寝入りで終わりそうだ。
また、中国の衣料品のなかには商標登録違反の商品が多く、税関で発見されると購入者自身に罰金の支払いが要求されるケースもある。特にオーダーメイドで注文した商品についてはドイツの法律で返品不可とされているため、通常のネットショッピングに適用される法的救済は受けられないという。(翻訳・編集/本郷)
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