隔離期間中に中国人が発明した新たな社交―豪サイト

Record China    2020年3月31日(火) 5時50分

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20日、環球時報によると、豪サイトにこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための隔離期間中に、中国人が生み出した新たな社交の方法を紹介する記事が掲載された。写真はTikTok。

2020年3月20日、環球時報によると、豪サイト「THE CONVERSATION」にこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための隔離期間中に、中国人が生み出した新たな社交の方法を紹介する記事が掲載された。

THE CONVERSATIONに掲載された記事が紹介した例の1つが「団結」。武漢市が封鎖されてから5日後の1月27日夜、現地の住民たちは団結して窓越しに「武漢がんばれ」と叫んだと紹介。「人々はウイルスに負けることなく、互いに励まし合うことを渇望していた」とし、「その後、武漢がんばれはSNS上での国際的なスローガンになった」と伝えた。

2つ目の例は「互いを思いやること」。記事は、「思いやりはペットへも示された」と紹介。武漢市の封鎖で約5万匹のペットが誰からも世話を受けない状態になったが、SNSを通して飼い主が動物愛護のボランティアに連絡し、ボランティアが市内各地をめぐって時には誰もいない家の中に入ってペットにエサを与えたという。記事は「こうした現象は湖北省以外でも見られた」と伝えた。

また、「マスク」をめぐる思いやりにも言及。「中国ではマスクが善意や寛大さ、感情を示す強力な媒体となった。数多く再生された動画の1つでは、ある匿名の人が500枚のマスクを派出所に置き、急いでそこを離れようとしているところに、警察官2人がその人に対して敬礼しているというものがある」と伝えた。

3つ目の例は「ユーモア」。封鎖状態にあった中国では、各地で微博(ウェイボー)や微信(WeChat)、TikTokなどのSNSを通して大量の「隔離ユーモア」が出現したと記事は紹介。有名な歌をカバーするものや水槽での魚釣り、ビニール袋を頭からかぶってのマージャン、リビングでのバドミントン、変わったダンスなどがあったと伝えた。

記事は、「こうしたことを流行のサイトで共有することは、建設的な社会自己治癒力であり、緊張と苦しみが高まった中で人々に共感、笑いをもたらすものとなった」と指摘。「新型コロナウイルスの感染拡大という中において、一般市民の粘り強さを示すものとなった」と論じた。(翻訳・編集/山中)

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