Record China 2018年9月21日(金) 23時50分
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19日、中国のネット上で「退勤後に上司から来た連絡に返信すべきか?」との問題が大きな関心を集めている。資料写真。
2018年9月19日、中国のネット上で「退勤後に上司から来た連絡に返信すべきか?」との問題が大きな関心を集めている。
工人日報によると、中国では今年7月、仕事を終えた女性が夜遅くに上司から届いた微信(ウィーチャット、中国版LINE)のメッセージに指示通りに返信しなかったため解雇されるという出来事が起きた。女性は最終的に1万8000元(約30万円)の賠償金を手にしたが、この出来事は社会の議論を引き起こしたという。
こうした問題に対し、女性の元勤務先がある浙江省寧波市の労働団体責任者は「企業側に、退勤後の連絡に返信を求める権利はない。従業員が休息する権利を尊重すべき」と指摘。上海の弁護士協会の関係者は「理論上、従業員には退勤後に雇用主が仕事の指示を出すことを拒否する権利がある」との認識を示しているそうだ。
これに中国のネットユーザーからは「上司に専門家のこの指摘を見てほしい。従業員は24時間世話をしてくれるお手伝いさんではないということを知って」「退勤後に返信したら給料は出るの?」「法律でルールを決めてもらえないだろうか?」「今の時代、オンとオフってきっちり分かれてる?」「返信すべきではないと思うけど、返信しないなんてことできない」など、数多くのコメントが寄せられている。
このほか、「雇い主の立場に立って考えてみよう。もし従業員が急用の電話に出ない、メッセージにも返信しないとなったら皆さんは怒らないだろうか?」との意見もあったが、「仕事中はスマホをいじれないから返信しない。退勤後はオフの時間だから返信しない(笑)」などの声も聞かれた。(翻訳・編集/野谷)
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