韓国映画「グエムル」、ロードショー直後から大暴れ―中国映画市場

3月の映画市場で韓国の「怪物」が暴れている。『グエムル〜漢江の怪物』が、2007年3月6日の公開初日にいきなり満員となり、3月8日の「婦女節」（国際女性デー）には半日休暇となった女性たちが映画館の外で長い行列を作った。

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日本でも公開され話題を呼んだ『グエムル〜漢江の怪物』は、中国では珍しいホラー映画。しかし中国人にとってなじみやすい内容で、新鮮な切り口やリアルなCG、感動のストーリーが好評。配給会社の方芳さんは、公開直後の週末に広州地区でチケット売り上げがトップになり、早くも全国の売上額が1000万元にまで達しそうだと話す。この調子では、中国で公開された韓国映画の興行収入記録を塗り替えることは難しくなさそうだ。

2007年3月20日から4月11日まで、香港で行われる第31回国際映画祭では、今年から新たに「アジア映画大賞」が選ばれる。「グエムル」はすでに最優秀作品、主演男優、撮影、編集、視覚効果の5部門にノミネートされており、授賞式でも「怪物」は大暴れしそうだ。