フカヒレ、中国本土や香港で消費量減る一方で海外華人の消費量は高止まり―香港メディア

Record China    2018年9月27日(木) 13時40分

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23日、参考消息は、中国本土や香港でフカヒレの消費量が減少する一方で、海外の華人の間では以前として高い消費量を維持しているとする、香港メディアの報道を伝えた。写真はフカヒレ。

2018年9月23日、参考消息は、中国本土や香港でフカヒレの消費量が減少する一方で、海外の華人の間では以前として高い消費量を維持しているとする、香港メディアの報道を伝えた。

記事は香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの17日付報道を引用。香港大学、ブリティッシュコロンビア大学、香港野生救援協会の研究者がこのほど、1960年以降でフカヒレ生産目的によるサメの捕殺数が140万トンに達したことを発見したと紹介している。

香港大学生物科学院教授で、同研究の筆頭著者である薛綺雯(シュエ・チーウエン)教授は「製品の唯一性と限りある供給量により価格が吊り上げられ、特に不法取引が盛んになっている」とコメント。報告によれば、持続可能なフカヒレ生産量は毎年4300トンであるのに対し、2万5000トンが持続不可能な不法操業によって捕獲、生産されたものであるという。

また、持続不可能な漁業政策を実施しているベトナムやインドネシアなどの後発経済地域では中産階級におけるフカヒレ需要が増え続けており、インドやスペイン、台湾、そして近年ではタイもフカヒレの生産、輸出が盛んになっているとのことだ。

ブリティッシュコロンビア大学のシーアラウンドアスプロジェクト研究院で、同研究の協同著者であるダニエル・ポーリー氏は「サメを捕獲してヒレを切り落とし、残りを捨てるという行為は往々にして公海や辺鄙な港で行われており、ほとんど監督管理されていない。中国本土や香港では若者を中心にフカヒレを食す習慣が弱まっているが、タイやマカオでは逆に習慣が強まっている」と語っている。(翻訳・編集/川尻

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