Record China 2012年9月18日(火) 21時11分
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18日、柳条湖事件勃発にちなんで、大規模な反日デモが行われると目されていた中国。日を追って拡大するデモだが、一般の意見はこれに賛同しているのか?“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトで声を拾った。写真は16日、浙江省杭州市で行われた反日デモ。
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2012年9月18日、満州事変の発端となった柳条湖事件勃発にちなんで、大規模な反日デモが行われると目されていた中国。先日の尖閣諸島国有化に端を発し、日を追って拡大してきたデモ活動および暴動だが、一般の意見はこれに賛同するものなのだろうか?“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトに寄せられた投稿から、レコードチャイナ編集部が多くの声を拾った。
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「偽愛国者よ、もうやめなさい。反日でもデモはしない、破壊行為はしない、ただ正義のみを求めるべし」。
「デモ」というキーワードで検索をかけると、上記のような投稿がズラリと並んだ。大きくまとめると、多数派の意見は「反日には賛成するが、暴力行為には反対」。暴動を通じてではなく、日本製品不買を広めよう、それが最も効果的であるとの意見が多かった。
「一連の暴動について、あらかたの事実は以下のようなこと。姿の見えない策略家が裏で糸を引いている。チンピラやゴロツキがそれに乗っかってのさばる。不満をぶちまけたい者たちが、盲目的にその後を追う。理性的なデモ参加者も、無意識のうちにそれに手を貸すことになる。憤怒に燃える無知な若者たちが火に油を注ぐ。何の罪もない国民が被害を受け、汚名を着せられる。日本人はこれに反撃するまでもない。そして、中国は国際世論の嘲笑を浴びる。偽愛国者はピエロになる」。予想以上に冷静な意見が多いとの印象だ。
しかし、街頭の様子は不穏そのもの。広東省を中心に、「市街に装甲車が出動した」との投稿が数多く出回りはじめ、それを撮影した画像が迅速な勢いで拡散していった。
「広州で戦車が出動したよ、まるで閲兵行進みたいだ!」
「なんという光景……まるで市を挙げて大きな敵に立ち向かっているかのようだ。釣魚島(=尖閣諸島の中国名)を防衛する前に、広州の街を守らねばならなくなったようだ」
このような投稿が飛びかったのもつかの間、中国版ツイッターでは「デモ」というキーワードでの検索が禁止となってしまった。「関連法規と政策にのっとり、この検索結果は表示されません」との説明文が表示されるばかりだ。
続いて、「釣魚島(尖閣諸島)」とのキーワードで関連投稿を検索すると、先ほどの検索結果とは異なり、厳しい口調で尖閣諸島の領有権を主張する投稿が並んでいた。
「釣魚島を返せ、釣魚島は中国のものだ、日本野郎め…出ていけ」
「中国政府は釣魚島に軍を派遣すればいいのに!」
「たとえ持ち家が買えなくても、ご先祖様のお墓が朽ちたままでも、日本人に領土は譲らない。医療保険がもらえなくても社会保障が与えられなくても、釣魚島がほしい」(翻訳・編集/愛玉)
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2012/9/18
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