スウェーデンの番組が「人種差別」かどうか、容易に検証する方法がある―中国人ジャーナリスト

Record China    2018年9月26日(水) 8時20分

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25日、環球時報は、中国人ジャーナリストの鄭若麟氏が記した「スウェーデンの中国侮辱番組はまさに人種差別」と題する文章を掲載した。写真はスウェーデン・ストックホルム。

2018年9月25日、環球時報は、中国人ジャーナリストの鄭若麟(ジョン・ルオリン)氏が記した「スウェーデンの中国侮辱番組はまさに人種差別」と題する文章を掲載した。以下はその概要。

スウェーデン・テレビが先日放送した中国侮辱番組は大きな騒ぎを引き起こした。驚くことに、明らかな中国侮辱であるにもかかわらず、番組関係者は「中国人はユーモアが分からない」と発言。しかし、それ以上に私を驚がくさせたのは同胞を含む少なくない数の人が精神上、中国を侮辱する側の立場に立ったという点だ。まるで辱めの対象が中国人なら、人種差別は構成されないとでも言っているかのようだ。

私の海外生活は20年余りに及ぶ。中国に関する討論会にもよく出席しており、私は西側の一部の人が持つ中国への根深い人種差別意識に身を切られるような痛みを感じている。「西側の主要先進国のメディアが長年にわたって中国に対するマイナスの報道を行ってきたことが多くの人に差別意識を持たせた」というのが、私の長年の観察から出た結論だ。

表面上、こうした差別は政治的原因から生まれるものだ。「中国は民主ではないから、中国がすることは全て誤り」となる。しかし、これは実際のところ政治的な口実にすぎない。

人種差別かどうかを検証するのは実は非常に簡単なことで、スウェーデン・テレビが他の人種に対して同じことができるかという点を見ればよい。恐らく、同テレビ局は同じやり方でユダヤ人を皮肉ったりできないだろう。もし、他の人種に対してできないことを中国人にしたのなら、それは人種差別だ。

では、なぜテレビ局は他の人種にしないことを中国人に対して行ったのか―。私が思うに、中国人を笑い者にすることは一部の人の間で「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)」と考えられている。第2に何の代価も生じない点がある。中国人はこれまで、笑い者にされても往々にして沈黙を保ってきた。

今、われわれは人種差別というスウェーデン・テレビの違法行為を追跡するだけでなく、実際の行動で反撃に出なければならない。「われわれは一部のスウェーデン人のように人種差別を楽しんだりしない」と大きな声を上げよう。(翻訳・編集/野谷

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