Record China 2012年9月19日(水) 21時34分
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18日、「中国の台頭はロシアにとって有利に働くとは限らない」との記事を、ロシアメディアが掲載した。写真は14日、浙江省舟山市の漁港に停泊する中国漁船。
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2012年9月18日、環球網によると、「中国の台頭はロシアにとって有利に働くとは限らない」との記事を、ロシアメディアが掲載した。
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記事によると、日中関係が急激に悪化したことを受け、数千隻におよぶ中国漁船が両国が領有権を争う尖閣諸島(中国名・釣魚島)に向けて出航したとの情報もあるが、ロシアの外交専門家は「この緊張は早い段階で解消する」と楽観的な見方を示している。
だが、ロシアが中国側に立つことについては、「不安が残る」と指摘。中国が強さを前面に押し出し始めた一方で、日本など周辺のライバルは軒並み弱体化しているが、同時に北朝鮮のような友好国が強さを増しており、ロシアにとってはあまり有利な状況ではないとしている。
日中の対立は徐々に緩和されていくことが予想されるものの、それは日本の外交政策の機能が低下し、中国が台頭する状況下でのこと。記事は、これがロシアや米国、日本を含む中国の台頭を懸念する国々が互いに歩み寄る原因の一部であるとした上で、ベトナムやオーストラリア、インドなどの国々も今まさにそうした中国の台頭がもたらす痛みを味わっている、と指摘している。(翻訳・編集/岡田)
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