「中国侮辱」のスウェーデン番組、これまでもたびたび問題起こしていた―中国メディア

Record China    2018年9月26日(水) 10時50分

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スウェーデン・テレビ(SVT)が21日夜に放送した風刺トークショーに中国を侮辱する内容が含まれていたとして物議を醸している。中国メディアの澎湃新聞は25日付の記事で、「同番組はこれまでもたびたび問題を起こしていたことが分かった」と報じている。資料写真。

スウェーデン・テレビ(SVT)が21日夜に放送した風刺トークショー「スウェーデン・ニュース」に中国を侮辱する内容が含まれていたとして、中国外交部が北京で、在スウェーデン中国大使館がストックホルムでそれぞれ、スウェーデン側に厳正な申し入れと強い抗議を行う事態に発展している。これに関連し、中国メディアの澎湃新聞は25日付の記事で、「同番組はこれまでもたびたび問題を起こしていたことが分かった」と報じている。

中国メディアの報道によると、21日夜に放送された番組では、スウェーデンの首都ストックホルムで先日、地元警察が中国人観光客を粗暴に扱った騒動を取り上げ、警察官2人に両手両足を持ち上げられた中国人が「This is killing(これは殺人だ)」などと叫ぶシーンの動画を紹介し、司会者がこれをちゃかすような発言をしたり、そのシーンに笑い声をかぶせるなどの編集をした。また中国人に対する「注意」として「歴史的建物の周囲で大便をしてはいけない」などと発言するシーンもあったという。

澎湃新聞によると、SVTは24日、公式サイト上に番組責任者の名前による声明を出し、「番組が表現しようとした内容に至らぬ点があった」ことは認めたものの、人種差別との指摘や非難に対しては言い逃れをして、謝罪しなかった。これを受け、中国大使館の報道官は25日に談話を発表し、「われわれはSVTの番組責任者が24日に出した声明を注視した。その言論は番組中における人種差別的言動についての言及を故意に回避し、詭弁(きべん)を弄(ろう)して責任逃れをしようとしている」とし、「このような謝罪は決して受け入れない」と表明した。

澎湃新聞はこうした状況を伝えた上で、「問題の番組について詳しく調べてみた」とし、「番組の関連資料によると、今年3月9日から毎週金曜日に放送されている同番組は、初回から4回目までの放送内容について、調査委員会の調査が11回も入り、SVTも司法当局から警告と質問を受けていたことが分かった」と指摘している。(翻訳・編集/柳川)

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