国綿第五工廠(四方区四流南路80号)は、1934年3月に創建された上海福昌公司をもとに、上海紡績(株)青島工場として操業を開始。現在は青島紡績博物館(青島紡績都市工業園)として当時の様子を垣間見ることが出来る。博物館は当時の工場をそのまま再利用し、豊田自動織機(TOYODA’S LOOM WORKS LTD OSAKA)製造の大型プレスを始め、多くの紡織機械を見る事が出来る。また、三角屋根の明かり窓の角度・高さも設計段階から考慮した構造となっており、理想工場になっていると予想できる。工場の南には、当時の従業員住宅が現存しているが、もうすぐ解体される運命にある(写真3)。
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