都市管理局員が沈黙の取り締まり、20人あまりで不法占拠を威圧=市民は賛否両論―湖北省武漢市

Record China    2012年9月21日(金) 19時47分

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19日、中国湖北省武漢市では都市管理局員が変わった方法で道路の不法占拠を取り締まっていた。20人あまりの局員が1列に並び、言葉を発することなく威圧するという方法で行われた。

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2012年9月19日午前9時ごろ(現地時間)、中国湖北省武漢市では都市管理局員が変わった方法で道路の不法占拠を取り締まっていた。湖北日報が伝えた。

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都市管理局員とは、国家事業機関に属する都市管理局の職員を指す。違法営業の露店やタクシーなどを取り締まり、都市の美観と風紀を守るのが主な業務で、警察の補助的機関として機能している。しかし実際は違反者から不法に罰金を徴収したり、暴力を働いたりする局員もいる。

今回の取り締まりは20人あまりの局員が1列に並び、言葉を発することなく威圧するという方法で行われた。効果は良いようで、実際歩道に電気自動車を展示していた自動車販売店は、1列に並んだ局員を見るなり、局員が注意をする前に歩道を占拠していた自動車を移動させた。また、歩道にテーブルや椅子を並べたレストランも、局員が並ぶなりすぐに歩道を占拠していたものを撤去した。

同市が変わった方法で取り締まりを行うのはこれが初めてではなく、2009年には50人余りの局員がひたすら見つめ続ける方法や、2010年には盾で不法占拠店を包囲する方法などで取り締まりを行ってきた。さらに今年5月には男女の局員がプラカードを掲げて店の前を行ったり来たりするなど、独特な方法を用いてきた。

今回の方法に関しては市民の間で賛否両論に分かれ、賛成派の市民が「個性的な方法で、荒っぽい取り締まりより断然よい」と話したのに対し、反対派は「仰々しすぎて、誤解を招きかねない」と語っていた。(翻訳・編集/内山)

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