Record China 2018年9月29日(土) 16時10分
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中国メディアの中国新聞社によると、FTC-2000G戦闘機が28日午前、初飛行に成功した。同機は輸出用の低価格機として開発された。
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FTC-2000Gは28日午前10時48分、貴州省の安順空港を離陸し、十数分の飛行を行った後、午前11時4分に着陸したという。
FTC-2000Gは高等練習機として開発されたJL-9(教練9)をベースに、中航工業貴飛公司などによるジョイントベンチャーの貴飛連合体が開発した。制空戦闘だけでなく各種攻撃任務、偵察などを実施できる戦闘機で、マルチロールファイター(多任務戦闘機)あるいはマルチロール機に分類される。
航続距離は最大で2400キロメートル、最大速度はマッハ1.2、最大搭載重量は3トンだ。吸気部分には、量産機としては中国とパキスタンの共同開発によるFC-1が世界で初めて採用したダイバータレス超音速インレットを踏襲している。また、複座式(2人乗り)であることは地上攻撃の際には有利と言う。複座式は練習機であるJL-9を踏襲したもので、どちらの席でも操縦が可能だ。
FTC-2000G戦闘機は輸出用を念頭に、アフリカやアジアにおける関連市場を詳細に調査した上で、開発計画が決められた。28日の初飛行にも一部国家の関係者が視察に訪れたという。
中国新聞社によると中航工業貴飛公司の王文飛董事長(会長)はFTC-2000Gの開発方式について、貴飛連合体には軍需企業と民間会社が2けた台の企業数で参加したと説明。中国における軍民融合発展戦略の実践事例になったという。(翻訳・編集/如月隼人)
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