日本で巻き起こった卓球ブーム、中国を追い抜くかも?―華字紙

Record China    2018年10月7日(日) 9時40分

拡大

7日、華字紙・日本新華僑報はこのほど、「日本で巻き起こった卓球ブーム、中国に追い付き、追い抜くかも?」と題する蒋豊編集長の記事を掲載した。資料写真。

2018年10月7日、華字紙・日本新華僑報はこのほど、「日本で巻き起こった卓球ブーム、中国に追い付き、追い抜くかも?」と題する蒋豊(ジアン・フォン)編集長の記事を掲載した。以下はその概要。

張本智和平野美宇は中国のネットユーザーがよく知る代表的な日本の卓球選手だ。五輪を迎えるに当たり、日本社会には「卓球ブーム」が巻き起こっている。卓球用品の販売は伸び、卓球番組の視聴率は上昇。日本メディアによると、日本国内の卓球愛好者はすでに700万人を超えているそうだ。「日本の若手の実力がすごすぎて、今の強さを維持したい中国、ドイツの選手は引退したくてもできない状況」との見方もあり、日本国内では東京五輪で自国選手が見せるパフォーマンスへの期待が高まっている。

張本、平野両選手はいずれも20歳に達しておらず、他にも10代の代表選手は多い。実際のところ、日本社会の若い選手を応援しようというムードは濃厚で、メディアも彼らに高い期待を寄せる。こうした社会の雰囲気は人々の卓球への関心を高めるだけでなく、学校に卓球教育を重視するよう促している。そして、卓球が一つの良好なスパイラルに入ることを後押ししている。

もし、多くの人が国際的な試合で活躍するトップアスリートを「見物する」だけのスポーツなら、それは国民的スポーツとは言えないだろう。日本人にとって卓球は年齢、性別にかかわらず、全ての人に適したスポーツだ。他のスポーツにはない、「未成年者、高齢者が愛好者の多くを占める」という特徴も見られる。そして20~60歳の人も環境を提供されればすぐに溶け込むことだろう。卓球とは、台一つにラケット2本、そして小さなボール1個があれば楽しめるスポーツなのだ。

日本社会にはすでに一種の「卓球文化」が形成されたとも言える。多くの企業がオフィスに卓球台を設置し、従業員の健康増進を図るだけでなく、社内の雰囲気をより和やかなものへと変えている。また、現代人は卓球の試合のリズムを歓迎している。今、多くの若者が長すぎる文章、長すぎる映像に関心を示さないが、これはスマートフォン時代の「欠点」だ。卓球は他の競技に比べ試合時間が短く、競技をするスペースも小さいため、スマホでも十分に試合を楽しめるのだ。

日本でこのように受け入れられている卓球。その背景には選手への期待、そして大衆の参加に適しているという要素がある。東京五輪で日本の卓球選手がどのようなパフォーマンスを見せるのか、確かに期待させられる。(翻訳・編集/野谷

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携