フォックスコン太原工場で従業員2000人が大乱闘、なぜまた騒動が?―英メディア

Record China    2012年9月27日(木) 17時40分

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27日、英メディアは台湾・鴻海精密工業の子会社、富士康科技集団(フォックスコン・テクロノジー・グループ)の中国山西省太原市の工場で起きた騒動を取り上げ、その原因を探った。写真は24日の太原工場。

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2012年9月27日、英紙フィナンシャル・タイムズの中国語版ウェブサイトは、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の子会社、富士康科技集団(フォックスコン・テクロノジー・グループ)の中国山西省太原市の工場で起きた騒動を取り上げ、その原因を探った。

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騒動が起きたのは23日夜中から24日の未明にかけて。最終的に2000人が参加し、40人が病院に運ばれ、数人の逮捕者が出た。25日現在も武装警察が12人1組となり、工場内の警備にあたっている。

フォックスコンの中国工場では2009年から2010年にかけて、従業員が相次いで自殺。その劣悪な労働環境に世間の注目が集まり、フォックスコン側は従業員の待遇改善に努めてきたはずだった。

だが、従業員や一部のアナリストたちはこうした「改革」も一定の効果しか得られないとの見方を示していた。実は同じような問題は20年ほど前から存在していたが、当時の若い農民工(出稼ぎ農民)は工場で働けるだけで満足だった。わずかな貯蓄を得るために青春を犠牲にすることもいとわなかったのだ。だが、今の10代、20代の若者にそこまでの我慢は期待できない。

今回の騒動も当初は数人の従業員と警備員との間の殴り合いのケンカだった。そこにストレスや怒り、失望を抱えた他の多くの従業員が加勢した結果、大きな騒動に発展した。このほか、中国各地で起きた反日デモに触発されたとの見方をする従業員もいる。(翻訳・編集/NN)

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