Record China 2012年9月28日(金) 12時16分
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27日、中国・北京の小学校で、アスペルガー症候群の児童による授業妨害や同級生に対する暴力に耐えかねた保護者らが、学校側にこの児童を他のクラスに移すよう求め、子どもたちに授業をボイコットさせるという騒ぎが起きた。資料写真。
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2012年9月27日、中国・北京の小学校で、アスペルガー症候群の児童による授業妨害や同級生に対する暴力に耐えかねた保護者らが、学校側にこの児童を他のクラスに移すよう求め、子どもたちに授業をボイコットさせるという騒ぎが起きた。新京報が伝えた。
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問題が起きているのは北京市朝陽区の公立小学校「芳草地国際学校世紀小学」。4年生のアスペルガー症候群の男子児童が在籍するクラス(34人)で26日、この児童による日常的な授業妨害や他の同級生に対する暴力行為に耐えかねた保護者らが子どもたちを学校に行かせず、授業をボイコットする騒ぎが起きた。
学校側はすぐに保護者代表らと男子児童の保護者を交え、話し合いを行った。保護者代表らは男子児童の精神鑑定と他のクラスへの移動を要求、これに対し、児童の父親は「今後は家族の誰かを付き添わせます。2度と皆さんにご迷惑をお掛けしません」と涙ながらに謝罪。話し合いは結局、解決には至らなかった。
この問題について、朝陽区の教育委員会は「この児童は成績がよく、特に数学に対する関心が高い。知能に問題はないため、教育部(省)の規定によりクラスを代えることはできない。特別支援学級に移るための条件も満たしていない」との見解を示している。
この児童は入学当初から問題行動があり、窓から飛び降りようとすることも多かったことから、安全を考慮して教室の窓に鉄格子を設置するなどの措置が取られていた。だが、アスペルガーという障害に対する理解や対処については、学校側・保護者とも何も語っていない。(翻訳・編集/NN)
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