長さ3m、重さ100kgの中国スズキが大移動―上海・崇明島

Record China    2007年3月15日(木) 13時53分

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2007年3月15日朝、上海・崇明島の長江口には118匹の「中国スズキ」が泳いでいた。全長3m、重さ100kgを超える中国スズキ。4月22日の「世界地球の日」には、長江流域で10万匹の稚魚の放流が計画され、保護活動が進められている。

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2007年3月15日朝、上海・崇明島の長江口で、自然保護飼育員による「中国スズキ」の観察が行われた。この中国スズキは3月14日午前、嘉定保護基地から泳いできた118匹で、飼育員はこのスズキは生後3年程で健康状態がいいことを確認、今回のような大移動が成功したのは、全国初だと話していた。

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この日の中国スズキの大移動は、2つの目的があったという。第1の目的だが、この118匹のスズキは2007年1月9日、上海横沙島付近で他の魚類に間違われて捕獲されたものだという。その後一時的に嘉定保護基地に運ばれ飼育されていたが、全長3m、重さ100kgを超えるこの大きな中国スズキが生きるためには、大きな空間が必要とされた。そのために、今回の大移動の実施に至ったのである。また第2の目的として、2007年中に稚魚を育てる準備のため、としている。

最新情報によると、2007年4月22日の「世界地球の日」には、長江流域で初の中国スズキの放流が行なわれる。10万匹の稚魚を放流するというこの大規模な放流計画は、湖北省、江蘇省および上海の長江流域で行われる予定で、現在準備進行中。漁師たちには中国スズキの保護を呼びかける、資料を配布しているということだ。(編集・饒波貴子)

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