多額脱税で罰金の女優ファン・ビンビンが「謝罪文」―中国

Record China    2018年10月3日(水) 14時40分

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3日、脱税をめぐり中国の税務当局から多額の罰金と追徴課税金の支払いを命じられた中国の人気女優のファン・ビンビンが、「謝罪文」を発表した。

2018年10月3日、中国メディアの新浪娯楽によると、脱税をめぐり中国の税務当局から4億7900万元(約79億2700万円)の罰金と2億5500万元(約42億2000万円)以上の追徴課税金の支払いを命じられた中国の人気女優のファン・ビンビン范冰冰)が、「謝罪文」を発表した。

報道によると、中国国営新華社通信は3日、ファン・ビンビンと関連企業が計約1億4000万元(約23億1700万円)を脱税したとする国税当局の調査結果を伝えた。

ファン・ビンビンは3日に発表した謝罪文で、「自分がしたことを深く恥じ入る」「心から皆様におわび申し上げる」などとした上で、「税務当局の処罰決定を完全に受け入れ、決定に基づいて、あらゆる困難を全力で克服して資金を調達し、罰金と追徴課税金を納める」とした。

ファン・ビンビンは、「X-MEN:フューチャー&パスト」などハリウッド映画にも出演し、昨年のカンヌ国際映画祭ではコンペティション部門の審査員を務めるなど、国際派女優として活躍していた。だが今年5月末、「陰陽契約(二重契約書)」による脱税疑惑が持ち上がり、それ以降は表舞台から姿を消していた。

中国中央テレビ(CCTV)の司会者だった崔永元(ツイ・ヨンユエン)氏が今年5月29日、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で、「ある役者が一つの作品への出演で大小二つの契約書を交わしている」と指摘。小さい方の契約書は1000万元の「(明るみに出ても構わない)陽契約」、大きい方は5000万元の「陰契約」で、この役者は所得隠しのために、1000万元の契約書についてだけ税金を申告しているとした。これにファン・ビンビンが関与していたとみられていた。(翻訳・編集/柳川)

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