中国製が世界中を席巻、その中には意外な商品も―中国メディア

Record China    2012年9月30日(日) 7時12分

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27日、中国はかつら、鳥の毛皮、造花の輸出の3分の2を占めている。写真は河南省のスーパーのかつら売り場。

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2012年9月27日、中国の傘や杖などの商品の輸出額が2010年に24億ドル(約1920億円)を超え、世界の輸出総額の4分の3以上を占めた。この比率は現在も上昇を続けている。新華網が伝えた。

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英紙フィナンシャル・タイムズによると、20世紀前半、紡績品・枝編み細工品はイタリアの伝統的な産業であったが、現在は中国が世界の70%の輸出量を占めており、世界中が中国に依存している。中国が同市場から完全に徹底した場合、現在のイタリアが中国の代わりになることは不可能だ。イタリアは世界紡績業ランキングで21位に甘んじている。

かつら業界もその一例だ。中国はかつら、鳥の毛皮、造花の輸出の3分の2を占めている。中国が輸出を停止すれば、中国製品の主な輸出先である米国と日本が最も深刻な打撃を受ける。世界の輸出量の10%を占める香港が中国本土と同時に市場から撤退すれば、問題はより深刻化するだろう。その場合、インドやインドネシアが革新的な解決策を講じ、造花・かつらの輸出を刺激するしかない。しかし両国の2010年の輸出総額は中国の約10分の1に過ぎない。

絹織物業界が脅かされた場合は、世界各国が急速な反応を見せるだろう。イタリアとインドの絹織物の輸出量は、中国の輸出増を受け2010年に減少したが、両国の生産量は世界全体の10%以上に達しているからだ。

中国は世界の帽子類輸出量の半数を占めているが、米国、イタリア、ドイツ、フランスを含む各国が世界の帽子類輸出量の2−6%をそれぞれ占めているため、被る帽子がなくなることはないだろう。

ベビー・キッズ用品も深刻な影響を受けることはない。米国が世界の玩具輸出量のうち8%を占めているからだ。ドイツがかつての輝きを取り戻す可能性もある。ドイツは19世紀から20世紀初頭にかけて、玩具生産の中心国であったが、現在は世界の輸出量の7%余りを占めるのみで、世界4位となっている。

これらの分析は重要なものだろうか?重要ではないかもしれないが、これは人々が意識していないさまざまな業界において、中国の製造業に対する依存度がいかに高いかを示している。(提供/人民網日本語版・編集/TF)

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