石の鑑賞が好きな中国人、なぜ石に惹かれるのか―米メディア

Record China    2012年10月1日(月) 7時32分

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26日、米CNN(電子版)が、石の鑑賞を好む中国人について取り上げた。写真は今年8月、新疆で開催された石材博覧会で宮廷料理を模して並べられた石。

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2012年9月26日、米CNN(電子版)が、石の鑑賞を好む中国人について取り上げた。28日付で環球時報が伝えた。

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鑑賞石を売る店には多くの見物客が訪れるが、実際のコレクターの多くは高額な支払いが可能な中年男性である。石というのは形状や大きさ、色は違えども、すべて「天然の彫刻」を施されている。山東省済南市で鑑賞石を販売する黄坤龍(ホアン・クンロン)さんによれば、「石の模様は山水画のようなもの」だという。彼らの目には、石の凹凸な表面が小さな風景画のように見えるらしい。

これら詩情に富む鑑賞石の価格は非常に高価だ。「喜気臨門(喜びが訪れる)」という黒玉色の石は、枝にとまる鳥に似ているとして、6万6000元(約82万円)の値がついている。また、泰山石と呼ばれる泰山山脈で採れる石も人気がある。最も人気があり価格も高いものには、漢字や特殊な絵のような柄が現れている。泰山石は見た目が良い以外に、霊力をもたらすとも言われており、平安をもたらしてくれると信じる人も多い。コレクターの李樹成(リー・シュウチョン)さんは、「実証はできないけれど、5000年も言い伝えられているからには道理があるに違いない」と語る。

コレクターの年齢が上がりつつある中、鑑賞石市場には子供を連れた大人をよく見かける。石の収集は世代を超えて受け継がれていくようだ。(翻訳・編集/中原)

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