最高で8割ダウンも!人気タレントの超高額出演料に新規定、ファン・ビンビンの脱税事件で引き締め強化―台湾メディア

Record China    2018年10月6日(土) 19時0分

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5日、女優ファン・ビンビンの脱税事件の影響で、芸能人のテレビ番組の出演料が一気に値下がり。最高で8割ダウンになると報じられている。写真は映画版「極限挑戦」より。

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2018年10月5日、女優ファン・ビンビン范冰冰)の脱税事件の影響で、芸能人のテレビ番組の出演料が一気に値下がり。最高で8割ダウンになると報じられている。台湾の聯合報が伝えた。

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今年5月末に浮上した脱税疑惑で姿を消した女優ファン・ビンビンにこのほど、国税当局が8億元(約133億円)を超える追徴税および罰金の納付を命じた。“陰陽契約”と呼ばれる二重契約書を使った今回の巨額脱税の影響を受け、芸能人の出演料が大幅に値下がりしていることが分かった。

中国の日刊紙・南方都市報によると、ファン・ビンビンの脱税疑惑が発覚後、先月には優酷(YOUKU) など3大動画サイトと大手制作会社6社が声明文で、「不合理な高額出演料をボイコットする」と発表。中国メディアを管理する国家新聞出版広播総局(広電総局)が、出演料抑制のため発令していた「限薪令」がここから勢いを増し、テレビ番組の場合、タレントの出演料は1回につき80万元(約1300万円)以下、1シーズンで1000万元(約1億6500万円)以下と規定される新たな引き締め策が登場している。

近年、リアリティー番組がブームとなっている中国では、人気芸能人たちが高額の出演料を獲得。俳優で映画監督のシュー・ジェン(徐[山争])は「ロスト・イン・フード」の出演料が1シーズンで7500万元(約12億4000万円)、俳優ホアン・ボー(黄渤)は「極限挑戦」で同4800万元(約8億円)など、驚くべき数字が伝えられてきたが、「限薪令」の新規定により軒並み急落。最大で8割ダウンにもなると報じられている。

リアリティー番組は、数カ月にわたり演技に集中して作品を作り上げる苦労が不要で、ゲームなどを楽しむだけで大金が稼げるため、これまで多くの芸能人が競って出演してきた。それだけに今回の新たな規定は、芸能界に大きな打撃を与えている。(翻訳・編集/Mathilda

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