行方不明の中国人ICPO総裁から辞表=韓国出身の副総裁が総裁代行―中国メディア

Record China    2018年10月8日(月) 12時30分

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8日、国際刑事警察機構(ICPO)総裁の孟宏偉氏が中国へ一時帰国した後に行方不明となっていた問題に関し、ICPOはこのほど、孟氏から辞意の表明を受けたと発表した。韓国出身のキム・ジョンヤン副総裁が総裁代行を務めるという。写真は仏リヨンのICPO本部。

2018年10月8日、中国メディアの観察者網によると、国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)総裁で中国公安部副部長(次官)の孟宏偉(モン・ホンウェイ)氏が中国へ一時帰国した後に行方不明となっていた問題に関し、ICPOはこのほど、孟氏から辞意の表明を受けたと発表した。韓国出身のキム・ジョンヤン副総裁が総裁代行を務めるという。

11月18~21日にアラブ首長国連邦(UAE)で行われるICPO総会で、総裁選挙が行われるという。

孟氏をめぐっては、中国の汚職摘発機関、中国共産党中央規律検査委員会が7日深夜、孟氏が違法行為の疑いで国家監査委員会の調査を受けていると発表した。

仏AFP通信やサウスチャイナ・モーニング・ポストなど複数の香港メディアによると、孟氏は9月下旬にフランスから中国に向かった時を最後に姿が確認されていないと同氏の妻から通報があり、ICPOは6日、中国当局に孟氏の居場所について正式な説明を求めていた。

本部をフランス南東部のリヨンに置くICPOは、世界192カ国・地域が加盟する世界最大の警察機構。孟氏は中国人として初めてICPO総裁に就任した。(翻訳・編集/柳川)

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