<レコチャ広場>日本製医薬品のボイコット、自らの首を絞める行為に―中国

Record China    2012年10月3日(水) 19時26分

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29日、ある中国人ブロガーが中国で広がっている日本製品不買運動について「日本製の医薬品をボイコットすることは自らの寿命を縮めることになる」との記事を掲載した。写真は上海で開催された医療・衛生用品の展示会の様子。

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2012年9月29日、中国人ブロガー・夢星草氏が中国で広がっている日本製品不買運動について「日本製の医薬品をボイコットすることは自らの寿命を縮めることになる」との記事を掲載した。

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日本の共同通信社によれば、中国では約30の医療施設がすでに購入した日本製医薬品を返却したり、契約を解除しはじめている。こうした動きは医療分野のほか、建築分野などにも広がっている。不買運動によって、現在の日中間で問題となっている尖閣諸島の領有権を主張し、日本経済に対する圧力を強めようとしているわけだ。

しかし、「日本製品ボイコットは人命よりも大事なのか?」と夢星草氏は問う。愛国心を持つのはもちろん素晴らしいことだが「愛国の気持ちに目をふさがれてはいけない」とし、不買運動というかたちで愛国心を表現する方法は個人的には賛同できないとの考えだ。とくに、医療現場には不可欠な日本製の高品質医薬品をボイコットすることには反対だとしている。

中国ではこれまで何度も日本製不買運動が起きているが、「日本の経済成長を阻止できたことはない」と指摘。「不買運動は両国の格差を明確に示すことになるだけ」とする。仮に自国製品が品質面でも価格面でも優れていれば、日本製品のボイコットを行う土壌がそもそも存在しないはずだと論じ、「日本製医薬品のボイコットなどすべきではない、命を危険にさらすようなことをすべきではない」と締めくくっている。(翻訳・編集/岡田)

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