Record China 2019年5月4日(土) 16時0分
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中国メディアの東方網は2日付で、本食レストランが7割増加したと伝えた。資料写真。
中国メディアの東方網は2019年5月2日付で、中国で日本食レストランが7割増加したと伝えた。
記事は、農林水産省と外務省の調査によると、17年にアジアの日本食レストラン数は15年比で2万4000店増、13年比では2.5倍の約7万店に達し、世界全体の約6割を占めたと紹介。中でも、中国国内での増加率が最も高く、15年は約2万3000店だったが17年には4万店以上となり、増加率は7割を超えたと伝えた。上海だけで3257店あるという。
こうした傾向について記事は、「中国の経済レベルと人々の生活レベルの向上に伴い、日本料理はそのオリジナル性によって中国で急速に発展している」と分析。しかし、「日本料理に対する関心が高くなるにつれ、中国人の日本料理に対する要求も高くなっている」と論じた。
記事は、「中国人の日本料理に対する要求」には「食材のほかに料理人の腕」も含まれると紹介た上で、「中国国内には日本料理を学べる場所や方法に限界がある。専門の教育機関が少なく、多くの料理人が正当な日本料理の訓練を受けていない」と指摘。「日本料理の理念と文化に対する理解が不足しており、玉石混交(優れたものと劣っているものが混ざっている状態)で、日本食レストランの長期的な発展に影響を与えるだろう」と論じた。
記事はさらに、中国での「日本料理の問題」に対処するため、NPO法人の「日本料理アカデミー」が中国で重要な役割りを果たしていると紹介。中国人の日本料理人や日本料理愛好者、及び供給業者などに日本料理に関する情報やサービスを提供しているという。(翻訳・編集/山中)
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