Record China 2012年10月4日(木) 12時1分
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2日、中国では8日間にわたる秋の大型連休に突入している。全国各地の観光地はごった返すような盛況ぶりのようだ。それに比例するように、ゴミのあふれる観光地を発見した。
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2012年10月2日、中国では8日間にわたる秋の大型連休に突入している。全国各地の観光地はごった返すような盛況ぶりのようだ。
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つい先日、中国の友人たちが出張のため初めて来日した。銀座付近で食事をし、駅へ向かう道すがら、彼女がとても不思議そうにわたしに尋ねた。「日本の街頭にはまったくゴミ箱が置いてないようだが、なぜ街のどこにもゴミが落ちていないのか?」。彼女たちは日系の大手企業に勤め、中国の都市部で中流以上の生活を送っているクラスである。また、しっかりとしたご両親のもとできちんと育てられた、善良で教養のある女性たちである。
尋ねられて気づいたが、人の往来が激しい夜の銀座にはゴミひとつ落ちていなかった。一方、日本の街頭、駅や商業施設など、公共の場でゴミを捨てられる場所は本当に少ない。空になったペットボトルなどを捨てる場所が見当たらずしばしば困るのも事実だが、だからといってそこらへんに放ってしまうという思考回路はこちらは持ち合わせていない。帰宅するまでにゴミ箱が見つけられなければ、自宅のゴミ箱に捨てるまでだ。しかし、これは中国にとっての“当たり前”ではなかったようで、「ゴミ箱がなければ、捨てない」という考え方を純粋に不思議に思ったようだった。
さて、大型連休中の今月2日、チャイナフォトプレスが配信した中国・湖南省のある公園の写真を見て、彼女たちの疑問にも合点がいった。来場客であふれる公園のゴミ箱はどこも満杯になり、ゴミ箱に入りきらないゴミが辺りに散乱している。これが中国の“当たり前”なのだとしたら、銀座の街頭は確かに驚異の光景であろう。(編集/愛玉)
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